◆ 焼き増しモノ ◆

(さ〜今日も熱く語るわよん。←“変わるわよん”風に)

 2月20日「ガメラ2 レギオン襲来」をTVで放映していたので視た。

 96年に大映でやったヤツで新しいのだ。
(そういえば、「映画がかかる」ってゆー言い回しも、もしかしてワタシん家語録?!「スカラ座にガメラがかかったよ」なんて使うんだけどな。)

 「ガメラ」って白黒であったっけ?「ゴジラ」は白黒のイメージがあるんだけど、思い出せないや。でもさ、もっともっと昔に作ってたコトは確かだよね。

 シリーズモノって、何でも一番目のヤツがサエてるものだけど(何しろ「前作を超えるスケール」ってゆープレッシャーがあるんだろーね。それをむしろやらないで大成功しちゃったのが「ルパン三世・カリオストロの城」だろーね。初映画でリキ入ってた“マモー”に対して“カリ城”のほーは、おなじみのTVシリーズみたいなチープさがウケたよね。モチロン、宮崎駿のクラリス・マジックは言うまでもないけどさ(^^;)ありゃー違反スレスレだよなー。本人的には文句無し、ゴージャスな“マモー”の大勝利なんだけど、って、又熱く語っちまったぜ。チッ。しかも“ルパン”ネタで^^;)

 ええと、ナンダ?

 あ、そうそう、シリーズモノは、最初が良いってハナシだな。ん、ん。そうそう、何でも最初のインパクトっつーか、ノスタルジーっつーか、「前のヤツ」のほーが良く感じる事ってあるよね。でもさ、なんか、あの「ガメラ2」は、それだけじゃないっつーか、なーんかねー(^^;)ダメだわなー・・・

 アレさ、きっと「怪獣モノ」を撮ろうとしちゃったんだろーね。スタッフみんなのアタマの中の「怪獣モノ」ってゆー“想い”みたいなのを予算とハイテクを惜しみなく使って、その想いのたぎりをあますコトなく再現しよーとした結果、あのよーな駄作が出来てしまったのではー・・・なんて、現場の苦労も知らないでよー言うよ(^^;)ははは、どーなんでしょ・・・

 でも、少なくても最初に「ガメラ」「ゴジラ」を創ったヒト達は、「ゴジラ」「ガメラ」って言う「怪獣」を切り口に何か、例えば未来とか、宇宙とか、SFとか、地球汚染だとか・・・そう言った当時はまだまだ未知のモノだった、そういったモノ達を表現しようとしていたんじゅないかなーなんて、なんか、そんな気がするんだよね。

 今では「怪獣モノ」っていったらもう、イコール「着ぐるみ」だけどさ、それももしかしたら、当時の人達は「仕方が無いから着ぐるみ」だったのかもしれないし。トコロが現在では「わざわざ着ぐるみ」だもんね。そのへんからしてもう「怪獣モノ」を撮るゾっていうチカラが入っちゃうんじゃないのかなぁ・・・

 きっと、手段と目的が変わっちゃったんだろーね。白黒の頃は、そりゃもうモチロン、“怪獣を出してびっくりさせてやれ”っていうネライはあったんだろーけど、きっと当時の人達には「ゴジラ」「ガメラ」を使って、もっと何かこう“伝えたいモノ”があったよーな気がすんだよね。

 トコロが「ガメラ2」みたいなのは、「怪獣モノ」をつくるぞーって、それを現代のヒトに観せても楽しませるぞーっ、ていう「ガメラを撮る」こと自身が目的になっちゃってんだろーなーって感じるんだよね。

 最近大流行りのリバイバルアニメもそーだよね。今放映してる「キューティーハニー」なんてさ、ヘンシンばっかしてて、もう、ただただヘンシンしてんのよね。何のタメにヘンシンしてんだかちっともわかりゃしない。ファッションショーか?!ってカンジ。

 「TVマンガ」の頃のキューティーハニーはさ、少なくてもパンサークロウとその一味を倒そうと頑張っていたよねー・・・(しみじみと遠い目)←只のノスタルジーか?!

◆ 改築記念 02月09日〜15日 1999 ◆