*『香港の肉まん。』3/3*
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 で、3泊4日の観光は、現地ガイドの人には「アノフタリハ、ワタシノオキャクサマジャナイネー」言われ、日本からの添乗員さんにも夜市の観光やマカオ半日ツアーをおいてけぼりにされた。

 ま、おいてけぼりにされたお陰で良かったコトもあったけどね。センパイと二人でおっかなビックリ地元の人が行く食堂でご飯を食べたり、スターフェリーの水夫さんと仲良くなってセーラー服を譲ってもらったり、ランタオ島にだって行けたし。偶然ジャッキー・チェンにも会えたんだしねー!

 ま、そんなはちゃめちゃなツアーの最終日、行ったのですヨ。例の水上レストラーン♪へ。

 この時の食事は、色々な日本人ツアーの人達をいっぺんに効率よく食事させる各ツアー会社合同のプランだったみたいで、コレには私たちも連れて行ってもらえたのです。でもまぜてもらったのは、例の隣の県の人達ではなく福岡からのツアーの人達だったデスが。

 で、そこで食べた肉まんがおいしかったー!のデスよ。

 もぉ、
ホント美味しかった。舌がとろけるとか、ほっぺが落ちるとか、正にこのことだにゃ〜と食べ進んでいると、途中、なんかどーも美味しくない部分が出てきた。

ま・・・まずい・・・。まずいというか、もぉ、そこだけ食べ物じゃないかのよーに、不味い。

 ん〜・・・他の所はこーんなにおいしーのに、どーしてココだけこんなに不味いんだろー・・・と思いつつワタシは最後の一口を飲み込んで、ふと円卓の上を見た。ら、

 ナント!みんなの蒸籠の中には、肉まんの下に敷かれていたでしょう紙が・・・!!!

 そうです。ワタシはあの紙を食べていたんです。「食べ物じゃ無いみたいにマズイ」・・・って、食べ物じゃおまへんがな!

 そりゃワタシだって食べる前、確認しましたよ。でもなかったんだもん。それで、(ああ、香港ではきっと紙をしかないんだな)って思ったんですよ。(実際には、めり込んでたか何かしたんでしょう(^_^;)。)

・・・あの世界一美味しくて世界一マズイ肉まんの味は、多分、ワタシは一生忘れない。

(やっと)おしまい。おつかれさまでしたぁ(^-^)/