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まぐまぐ・ID21973


ふぁいるでーた

香港の日本語学校で


通しNo .00026
〜なはなし
どたばた・とほほ
〜のはなし
旅・せかい
家族・ひと
せかい
香港(返還前)
〜のころ
すなふきん(前半)
とき '92 7月-'92 10月
メルマガ配送日
 2002/03/22号


香港の日本語学校で

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このお話しは三話読み切り連載になっています。
第一話『香港の英国式病院で』 第二話『香港の韓国料理屋で』
第三話『香港の日本語学校で』

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その後、確か宿屋の服務員さん(雇われの管理人さん)から、「香港ポスト」だったかな?在香港の日本人向けの新聞をつくってる会社の誰それさんという人に頼めば、ある日本語学校の先生のクチを紹介してもらえるかもとか言われて、

早速「香港ポスト」(だと思ったなー???)に電話して、結局その新聞社の人とは連絡が取れなかった様な気がするし、

取れたけどその人は学校を紹介してくれず、「行けば大丈夫だから」とかなんとか言って只その日本語学校の名前と所在を教えてくれただけだった気もするし、

他の人から電話番号を教わった様な気もするし、自分で調べた気もするし、よく忘れてしまったけどともかくその日本語学校に電話して、

色々気をもんですったもんだしてた割には最後はアッサリと、その学校への電話一本でワタシは油麻地にある結構ちゃんとしてて大きな日本語学校の先生という職にありつく事ができてしまった。

その最初の授業の時、ワタシはメチャメチャ緊張していた。

なにしろ、その学校の校長先生(日本人)と来たら、

「好きなようにやってください(^-^)」

と言うだけで、本当に何の要望も制限も無く、教材すらも渡されずに授業をやらなければならなかったからだ。

「お好きにどうぞ」というのは、どちらかと言えば有り難いし嬉しい。面倒が無くてやりやすい。普段のワタシなら。

でもこんな、香港の人に日本語を教えるなんて全く初めての経験で、なんにもガイドが無いなんて・・・なんと心細いことよ(;_;)。

でもなんとか一通り授業を組み立て、いざ、教室へ。

最初に受け持ったお教室は、老若男女の5人〜10人くらいの、小さなクラスで、彼らは大分日本語が読んだりかけたりする上級クラスの人達だった。

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いよいよ初授業。

ワタシはまず、ホワイトボードの前に立ち、自己紹介する事にした。

ワタシが一生懸命一夜漬けで覚えた広東語で、

「皆さんこんにちは。

ワタシは○○(←フルネームを広東読みで)と言うものです。

宜しくお願いします。m(__)m。」


と言うと、何故かお教室がどっとウケた。

はれ・・・(゜.゜)?

(どーなっちゃったの?ワタシ何か面白いこと言った?それとも広東語がおかしかったのかな???)

訳もわからず赤面してへらへらしていると、クラスで紅一点のおばちゃまが腹をかかえながら、

「先生、先生の名前(発音)は、広東語で

「もうお金残って無いの」

という意味になります。」

と教えてくれた。

・・・ぐ。

確かに金は残っていない。

それにワタシは生まれてこの方お金が残ったためしが無い。いつもびんぼーでぴーぴー言っている。


・・・名は体を表す・・・


しかもワタシは広東語で表されてるらしい。


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