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ふぁいるでーた

釣り銭の出ない国、ニッポン。


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〜なはなし
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'89 12月
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'92 7月-'92 10月
'96 3月

メルマガ配送日
 2002/04/01号


釣り銭の出ない国、ニッポン。

子どもの頃「5円玉を外人さんにやると喜ばれる」という話しを聞いた。

なんでも外国には穴の空いたお金が無いので、穴の空いてる5円だとか50円だとかはめずらしく、50円だと(みんなにやると、当時は)高いので5円玉をあげたらいい、というのだ。

なるほど、確かに穴の空いたお金は世界でも少ないからあながち嘘とも言えなそうだ。でも、本当にもらった人が5円硬貨を喜ぶかどうかは謎だが。

日本人の目にめずらしいのは六角形とか八角形とかお花みたいな形とか、ともかく円(丸)じゃないカタチのコインじゃないかと思う。香港とか、豪州とかの。

カタチもイロイロで、特に豪州のはでかくて重たくて、布のお財布に入れておくとサイフがぼろっちくなっちゃうよーなごっついシロモノだったなぁ。

でももっと驚くのは、そのでかくてごつくて色んなカタチのコインで公衆電話がかけられて、更におつりもちゃんと出て来ることだった。

マレーシアとか、日本より明らかに古そーなキカイ使ってる国でも、公衆電話のおつりってきちんと出るんだよ。

例えば500円玉と100円玉と50円玉をちゃんぽんに入れて480円通話してちゃんと100円玉が1枚、50円玉が1枚、10円玉が2枚返却されるよーな感じ。

ところが日本は100円と10円しか入れられない上に100円玉だとおつりが出て来やしない。

それで「世界をリードする先進国」だって?!笑っちゃうよね。市内通話もお金取るしね。市内通話は基本料込みって所が圧倒的に多いよ。

どーかんがえても儲けすぎだろう?!NTT!!!(嗚呼あああ・・・NTT関係の方ごめんなさいm(_ _)m)

香港では、店先に電話をちょこんと置いて店番している光景が良くあって、「ちょっと貸して」って感じで電話を借りても文句を言われない。

アレは基本料金に市内通話が組み込まれてるから、いくらお金と「ヤップンツァイ(*1)に厳しい香港の人でも、快く貸してくれるじゃないかな。電話だけは。

だいたい、おつりが正当にもらえないなんて、ちょっとどうかしてる。ふつーの買い物だったら、まずそんな事許されないだろう。

でもどっこい、それがまかり通っているのが日本。

そんなだからブロードバンドも立ち後れてんだよなぁ・・・携帯電話の普及も、香港では10年早かったし。

87年に香港に行った時、誰もが携帯で話しながら道を闊歩してて、「お行儀悪いなぁ」とそれが随分奇異な光景に見えたものだったけども、10年経って日本もそうなった。

これは未確認情報だけども、香港は携帯も「市内通話」扱いでかけ放題だから爆発的に携帯電話が普及して、みんな電話しながら歩く様になったとか。

今(2002年3月現在)、日本では"海外でも使える携帯"のTV CMがうたれてるけども、東南アジアの携帯はもうずっと前からどこでも使える携帯だ。

みんなの必要が無くて開発や普及が進まないのは良い。変わらない、変わる必要が無い、という事は大きな幸せのひとつだと思う。

でも情報を開示しないまま大企業がその権利を独占し、インフラが整備されないのには腹が立つ。

そしてそれを当たり前の様に受け入れる市民の方もどうかなとも思う。

国益の殆どを大企業にゆだね、汚職と癒着が上の方で根付いているからそうなるのか、

はたまた「お上の良い様にわし等は従うだけ」「でもできたら抜け駆けして良い目を見たい」という国民性がそうさせるのか・・・

それともワタシが只単にケチなのか。

まぁともかく電話回線の権利をワタシに払い戻して公衆電話のおつりを出してくれよ、NTT。

そしてsuicaにこだわるのも良いけどその前にイオカードとパスネット(*2)との互換性にもこだわってくれ、JR。

それと峠(碓氷)はやっぱり電車が良いよ、JR。(*3)

機関車を連結してる間に横川で釜飯買って、おぎのやの人達に見送られながら(*4)長いトンネルの闇に紛れてそれをぺろりと完食してザワ(軽井沢)でお茶を飲みたいよ。

粘着運転でもアプト式(*5)でも復活させてくれるなら、このびんぼーなワタシも少しお金を出すよ、JR。

と、電電に憤ってた筈なのに、最後は国鉄に泣きを入れるワタシなのでした。(*6)


そーいえばこの横軽(旧信越本線の横川〜軽井沢間)の廃線も、香港返還の年、1997年でした。

ワタシは1997年は何処へも出かけていません。

学部の卒論に追われてそれどころじゃなかったっていうのもあったんですが、やっぱりワタシにとっても1997年は特別な年、ポイント(分岐点)だったんです。

あらら、5円玉のハナシから随分飛んじゃったなぁ(^_^;)。

駄ジャレオチで恐縮ですが、ワタシはこれまでの人生、色々ありましたが人のご縁だけは何故だかとても良かった気がします。どうもありがとう。

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(*1)「ヤップンツァイ
日本仔」日本人のこと。詳しくは。こちら  <もどる


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(*2)イオカードとパスネット共にきっぷを買わずに直接自動改札機を通れるプリペイドカード。イオカードはJR東日本の東京近郊の区間でJR東日本の改札のみで使用可。

パスネットは私鉄同士が手を繋いで東京近郊を走る殆どの私鉄は勿論、地下鉄やディズニーランドへ行くモノレール迄、現在20社の鉄道で使える便利モノです。(でもJR線では使えない)ご参考→「レールファン」  <もどる


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(*3)峠(碓氷)はやっぱり電車が良いよ

旧信越本線の横川〜軽井沢間(「横軽」「碓氷線」とも)は、廃線となり、現在はこの間はバス運行になっています。

ワタシは思い入れのある線だったので、この廃線は実に残念無念で未だにこだわってるんですが、今回、この事を書くに当たってサイト見てみたら結構こだわってる人、いるんですね。

yahoo!JAPANにはソレ専用のカテゴリまでありました。ご参考に→yahoo!廃線>碓氷線

それともっともっと真面目に深刻に地道にずっと廃線と戦っている方々もいらっしゃるんですね。ご参考→「信越本線裁判をささえる会」  <もどる


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(*4)おぎのやの人達に見送られながら「お客の方が走って買う駅弁」で有名な"峠の釜飯"、「おぎのや」さんとは横川駅駅前にある釜飯屋さんの名前。

この釜飯程有名な釜飯はないのではないでしょうか?全国の駅弁フェアには必ず顔を出し、北杜夫先生のご本から「サリーちゃん」(TV)にも登場してました。

このおぎのやさんの駅弁部隊は、列車が出発(で)る時、その姿が見えなくなるまでホームに整列しておじきをしてお見送りしてくれたのです。「おぎのや」HP。  <もどる


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(*5)粘着運転でもアプト式でも横川〜軽井沢間は大変に勾配がキツい碓氷峠というのを越えねばなりませんでした。この峠を越えるには、通常の機関車、通常の運転では峠を越えられず、明治の頃、蒸気機関車の頃から色々工夫されて来ました。アプト式も粘着運転も碓氷峠を越える為に導入されたものです。

粘着運転では通称"ロクサン"と呼ばれる補助の機関車を追加して連結する為、横川で5分くらい停車していました。その間に峠の釜飯を買うという訳です(^-^)/

詳しくは→「碓氷峠鉄道文化むら」HPをどうぞ。  <もどる


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(*6)電電 国鉄電電→日本電信電話公社(通称"電電公社")→NTTの前身国鉄→日本国有鉄道→JRの前身

わかーい方々はご存じ無いかと思うのですが、NTTもJRも国営だったんです。

えぬてぃーてぃーとかじぇいあーるとか言うより簡単なので今でも便利に使ってしまいます。

国鉄は「国鉄時間」などと言って今でも使いま・・・せんかね、やっぱり(^_^;)  <もどる


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