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ふぁいるでーた

「ご出産」のショーゲキ。


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 2002/06/19号


「ご出産」のショーゲキ。

前回、自分はセックスレスの友達夫婦だと言いましたが、それは本当です。結婚して早一年経ちましたが一度もヤっちょりません。

スウェーデンには入籍制度が無く、「ベッドとテーブルを共にする仲」がすなわち夫婦、という事になっていて、だからワタシ等がスウェーデン人だったらワタシ等は夫婦として成立していないという事になる。かも。

(でも確かABBAってスウェーデン人グループで、メンバー内の離婚問題がどうとかこぢれてなかったっけか?!)

あ、でも誤解されちゃいそーなので言っときますが、別に彼とは醒めてる関係って訳でもなく、なんつーか、ワタシにとって彼は「身内」になってしまうっていうか、「家族」になってしまったってゆーか、

例えば実のオヤジとヤりたいと思ったり、妹とレズりたいと思ったりしないのと同じなんだと思う。

かと言って彼以外の人とヤるかってーと、ますますヤる気になんない訳で、

妹もカレシと最初は盛り上がるがすぐセックスしなくなってしまうそうで、彼女曰く「私だけはそうはならないと思ってた」のだそうだが、コレはなんか血筋というか、ウチはそういう所が淡白なんじゃないかという事になった。

淡白なのは認めるが、それだけじゃなくってワタシはあと、子どもを授かる準備が自分の中(うち)にない、ってーのが(セックスしよーと思わない)大きな原因になっているのではないかと。

子どもを生む行為、つまり「出産」が恐ろしい、そしてその後の子育てもヤル気になれない。

子育ての事は又別の機会として、今回はその「出産」についてだけちょっと。

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前書いた事があった様な気もするんですが、ワタシがナースの時実習に言った一日目が産婦人科でありまして、そして実習早々出産の立ち会いをやらせられました。

初めて接する生々しい医療の現場ってだけでもこっちはパニックなのに、イキナリ先輩ナースから「今、分娩始まったから陣痛計って!(*1)」と分娩室に放り込まれ、

相手はしかも初産で、必死の形相。

ワタシを実習生とは知らずにワタシの腕をつかみ、「もう、息んでもいいですか?!っ」とおっしゃるんですが、こっちだってもう何が何やら。

結局この方はワタシの胸やら腕やらをひっかきながら、会陰切開(*2)が間に合わずに自然に裂けてしまいましたが無事ご出産。

いきんだ為に顔は赤黒く腫れていましたが、産み終わって夫に見せた顔は本当に本当にまさしく「輝く笑顔」で、ワタシはそれに涙が出るほど感激したのですが、

「出産」のショックの方が大きくて、途中で貧血起こしてしまい、産み終わった妊婦様に「看護婦さん、大丈夫ですか?」とお声をかけて頂く始末。

この時の、分娩室で(ワタシには出来ない、ワタシには出来ない)と繰り返し思った「出産」に対するショーゲキは、ワタシの中(うち)に深く深く刷り込まれてしまったみたいです。

日本は高い確率で出産が成功していますが、(*3)やっぱり不幸な事もありますしね、勇気いるししんどいし、ほんっと出産ってスゴイですよ。

ワシなんぞがやり遂げられるとはとても思えません。

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つい先日、TVを何気に視ていたら、大家族モノやってまして、その奥様、まだ二十代なのにお子さんが5人とか8人とかちょっと忘れちゃいましたがともかく沢山いらっしゃいまして、

カメラの前で子ども生んじゃってました。

画面の奥様は、最初、お風呂入っててそのうちご主人に「ちょっとトイレ行っていい?」とか言ってトイレ行きまして、ワタシは内心、(えっ、今?そらヤバいんじゃ・・・)と思うのもつかの間、

本当にぽこっとトイレで生んじゃって、それをご主人がキャッチ。その後まだへその緒が繋がったまんま奥様はあるってるんですよ!

で、ご主人が臍の緒をカットしてそのまま赤ちゃんに産湯を使わせる。

す、スゴイ。奥さんもスゴイが旦那さんも相当スゴイっすよ。

ご主人が医療用の手袋してたので、もしかしたら産婆さんが側にいたのかもしれないんですが、ほんっとこのご夫婦、二人(と子どもさん達)だけで生んじゃいました。

なんつーか、ほんと、たまげました。

実習の分娩室ではあまりの痛みと苦しみで、途中で生むのやんなっちゃって「もう、子どもなんて要らないッ!」と叫んでいきむのやめちゃう人とかもいましたしね、

実際は見たことありませんが分娩に立ち会って貧血起こしちゃうダンナとかインポになっちゃう夫とかいらしゃるそうですからね、

いやー、マジ、あのTVの出産もショーゲキでした。

こんなの見ちゃうとちょっとワシ、勇気出るなぁ。

奥様もご主人様もわっかい元ヤンぽいご夫婦なんですけどね、ほんっと勇気頂きました。どうもありがとう。

なんか子ども生んでもいいかなって思っちゃいましたよ、ワシ。

でも積極的にセックスしよーとか子ども育ててこーとかってはまだ思わないんすけどね、とりあえず「出産」への恐怖はこれでだいぶクリアしました。

そうそう、「出産」と言えばこんな事がありましたね。

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(*1)陣痛計って!
陣痛が来る感覚にはそれぞれ特徴があって、陣痛と陣痛の間隔を計る事で今、妊婦さんと赤ちゃんがどんな状態かを知るのです。  (*1)にもどる

(*2)会陰切開
腟と肛門の間の部分を切って赤ちゃんを産みやすくする事。

基本的には麻酔をして切り、縫いますが、出産の痛みが強くて切る際の麻酔の注射に気付かない方もいらっしゃる様です。

父方の叔母が産んだ病院(ワタシが高等看護学校の時の付属の病院)では、「自然がモットー」でやらない(やってくれない)そうです。  (*2)にもどる

(*3)高い確率で出産が成功
NHKの「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」でこんなのもやってました。

ご参考まで↓
第49回 4月24日放送 「耳を澄ませ 赤ちゃんの声」〜伝説のパルモア病院誕生〜   (*3)にもどる

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