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ふぁいるでーた

ワタシの大家さん(東豪州にて)


通しNo .00067
〜なはなし
思ひ出・のすたるじあ
〜のはなし
旅・せかい
家族・ひと
せかい
東豪州
生家・故郷じぶん世界
〜のころ
すなふきん(後半)
その他
とき '92 7月-'92 10月
記載しない
メルマガ配送日
 2002/06/24号


ワタシの大家さん(東豪州にて)

実は、「猫シスターズ(ワタシとその妹)」には、弱点というか天敵がある。「コブラ対マングース」じゃないけど、「駄目な人」というのがあるのだ。

「こわい人」と言っても良い。

それは大家。大家さんは怖い。

何故か怖い。普段人当たりの良い「猫シスターズ」も、大家さんには完敗だ。どうしてあんなに怖いんだろう。

別に後ろめたい事をしているわけじゃあないのに、たまに大家さんが家の周りの草むしりをしたりしに来ると、とっさに隠れてしまう。

と妹に言ったら、彼女も

「そうそう、大家さんだ!って思うと思わず窓の下(の磨りガラスの部分)に隠れちゃうよね!」

と言っていた。で、どうやらこれは「猫シスターズ」の共通の習性のようだ。

どんなに人の良さそうな大家さんでもそうなる。不思議だ。

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大家と言えば・・・

『海外お部屋事情あれこれ』『「果汁先生」〜共同生活の常識?!〜』 でシェアルームのハナシをして来たんだけれども、ワタシが豪州で家を借りてた時の大家さん(家の写真は『すくえあ』に)がしごくナイスな人だった。

ハッキリ言ってヒッピー

もうこれでもかっていう程ヒッピー。奥様もヒッピー。もぅ、ギャルママなんて裸足で逃げ出しちゃうくらい イカレ イカしてる。

当然、子どももヒッピー。(その後ヒッピースタイルは世襲されるのか、是非見てみたい。)

まず、大家さんはお髭を生やしてる。もじゃもじゃ。そしていつも裸足。

東豪州では裸足で過ごす人も多いので、別にめずらしくはないんだけれども(何せダーウィンではレストランの入り口に「靴を履け!」って書いてあった位だ。)

大家さんの裸足は相当サマになっている。

そしていつもカウボーイハットにGジャンかなんかをひっかけてて、ホームレスでも無いのに何故かいつも全体的に薄汚れている。

その薄汚れた腕で、いつも子どもを一人ひっちょっている。

んでそのひっちょられてるベイビーちゃんが、これまた(汚れて)真っ黒で、オムツ代わりのタオルをオシリに巻いてそれを安全ピンで止めてる。着衣はそれだけ。

奥さんも負けてはいない。

そんな大家さんとまさに「セット」と呼ぶにふさわしい汚れ具合。(もちろん裸足に長髪だ。)

そしてその薄汚れた二人の足元に更に二人の薄汚れた子どもがわちゃわちゃとまとわりついてひっからまっている。当然、彼らも裸足。

そんな大家一家がワタシの家のドアに立ち、お外の光を受けて逆光気味にそのシルエットが浮かぶと、う〜ん、まさに

ラヴYJピース

って感じ。「これから集まりですか?」って思わずツッコミたくなってしまうがそこは大家。

やっぱり(そんな大家でも)怖い。

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ちなみに、このウッドストックでワイルドハニーな大家さんの仕事は実は非常にスゴイ。

彼はいざ、という時、お医者も何も無い砂漠地帯やジャングルに、ヘリコプターでかけつけるヘリコレスキュー(救急救命士)なんである。

尊い仕事だ。(って仕事はみんな尊いんだろうけど。)

でも、あんまり緊急出動とかは無いみたいで、よくワタシの家に一家して裸足で様子を見に来ていた。

そんな人であった。


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