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ふぁいるでーた

「大学をおもしろくする会」と「風街ねっと。」


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〜なはなし
思ひ出・のすたるじあ
〜のはなし
家族・ひと
娯楽・芸術・メディア
せかい
生家・故郷じぶん世界
日本の各地
場所指定無しその他
〜のころ
女子大生
研究生
るんぺん
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 2002/06/28号


「大学をおもしろくする会」と「風街ねっと。」

長期旅行から帰って来たワタシは、最初すぐに小さな内科医院に勤めたんですがそこで在宅医療の限界をまざまざと見せつけられる様なある事件(というか事故)がありまして、

なんかもう、日本の医療や福祉を根本から変えたくなって研究職になろうと翌春地元の予備校に入学しました。

最初は米国の大学へ行こうと思ってて(学科試験が簡単そうで奨学金が充実してそうだから)、予備校時代も夏中N.Y.に居たりしたんですがTOEFL試験が思ったよりワタシには難関で、

なにしろ文盲だから(『旅の、ことば。「伝わる」編』をどうぞ)リスニングで9割取れても文法1割という通常の日本人とは逆の苦しみがあってあえなく玉砕。

ほんと、文法、構文、単語は覚えといた方がいいですよ(^_^;)。

んでまぁショートカットせずにちゃんと勉強するかって事で(っていうかもう英語の勉強嫌で)予備校行ったんですが、私大に入るのにはなにを置いてもまず英語、英語が出来なきゃお話しにならん、ってんでそこでもまたまた英語漬けの毎日で死ぬかと思いました。

でも結局基礎がなってないんで文法、構文、単語殆ど頭に入らず、もぉ中一からやり直してる時間も無くなって来ちゃって最後は藁をもすがる思いで赤本をやりまくりまして、幸い自分が行きたい大学は長文で良問の所だったのでなんとかひっかかる事が出来ました。

これが日東駒専系の重箱の隅をつつく様なイデオムの問題とかだったら絶対受かりませんでした。マジ。長文で良問の所は日本語で理解する様にパーペキに文章が読み下せて無くてもなんとなく「お話しのスジ」みたいのが解っていれば後は常識でイケます。

なので受験生の皆さんは、早く行きたい大学を絞って何故そこへ入りたいたいのかと言うことをよくよく考えて、で、やっぱり入りたいとなったらその大学へ入りたいという気分を、

「どうっしても何が何でもそこに」入りたいという気持ちを盛り上げて、あとはその大学の傾向に沿った勉強をした方がいいと思いますですよ。模擬の偏差値なんてカンケーないっスよ。(多分。無責任な事言っちゃってますかね、すみませんm(_ _)m)

ちなみに大学に入ったらですね、勉強というのは研究じゃなしに外国書を翻訳する作業の事を言うらしくてですね、そこでなる程、だから大学の入学試験は英語重視だったのか、と知りまして。

予備校講師がこぞって「大学なんて行くだけ無駄だ」と言っちょりました理由がそこはかとなく解って来たような次第なんでありますが、ああ、だったら最初から真面目にTOEFLの試験にチャレンジしといた方が良かったかなぁとも思ったりもしました。

なんかお話しが大幅にそれちゃったんですけど。

大学入ってすぐにスピリッツで江川達也さんの「東京大学物語」というのが始まりまして、そこで「大学をおもしろくする会」というのをヤルってんで、なんかおもしろそーなので行ってみました。ええ、もちろん、大学が面白くなかったからです。

でもワタシは結局この会も真面目にちゃんと出てなかったんですが、面白い人達に巡り会えて面白かったっす。大学は面白くなんなかったですが。

それでその会がまだ小さかった頃に江川先生の仕事場に主要メンバーか集まった時ですね、その時は岡田斗司夫さんとかもいて(当時自分は彼の存在を知らなかったんですけど確かその時が初対面でした。)、

そこでちょっとした事で「モテたい談議」というのが始まりまして、ワシが「男になんかモテたくねー!」という発言をしたのをきっかけに、おまーは何者だ?!という事になりまして、ちょっと自分の旅のハナシとかをした事があるんです。

その時江川先生が、「君はもう十分吸収したから、後は表現する事を覚えなさい」とのたまわれたんです。

その時ワタシは(恐れ多くも)

はぁ?意味わかんねー

って思ったんですが、江川先生が言うのには、要するに何か書いて発表してみたら良いと言うんです。

「その、旅行者のカテゴリーでも何でも良いから書いてみなよ」

と確かおっしゃったと思います。それで「はぁ?こんなツマンナイ事を?」と言ったら先生がちょっとオコって「それは君が面白くないって思ってるだけだろ!君がツマンナイと思ってたって他の人は面白いと思うかもしれないじゃあないか!」とおっしゃった訳です。

なるほど、ワタシの価値基準はアテにならん、という事か。(確かにメルマガやってても未だに意外な文章が評判よかったりして自分には何がウケるのか全くわかんないです。)

「旅行者のカテゴリー」というのは、ワタシが長期旅行者の種類の色々を話した事を言うんですけど、それまでも文章は書いてたんですけど、そんな事を書こうなんて思ってもみなくて、しかもそれを誰かに見せる、なんて全然考えてもみませんでした。

ワタシは今でこそこんなメルマガやったりサイト開いたりして自分の個人的なよしなし事を他人(ひと)に見せて自分と身内の恥とを世界に向けて発信しているので、よく誤解されるんですが、自分はもともとは自分の書いたものを見せるっていう事はあんまなかったんですよ。

冊子をつくっている時もありましたがそれは殆ど編集作業でメンバーの作品を冊子にまとめるだけで自分が書いてるのは編集後記くらいでしたし、

その後手書き&コピー機で「しんぶん」をつくったりしてた時は環境問題とか「どうしてフロンはオゾン層を壊すのか」とか、そういう内容をマンガ半分文字半分で書いたりしてて、でもそれはまぁ言うなればレポートの様なものでした。

だから自分の事や自分が思った事やあと小説とかは自分一人で本当にうんちをする様に書いていて(そういう趣味はありませんから)そのうんちに価値も、人に見せるという発想も全くありませんでした。

ついでに言うとこのうんちが下痢や便秘でしかもおまけにいつもきちんと出切らない訳でして、しないと苦しくて苦しくて仕方なくて、出す時も苦しくて苦しくてやっと出す訳ですが、でも途中で切れちゃったり、出しても結局残便感が残ってあんまスッキリしない、という自分としてはあまり報われない行為な訳です。

だから江川先生にそう言われた時は正直に言うと(一体、何を言ってんだこの人は)と思ったのですが、

その後色々な事があって、それと丁度その頃は個人のホームページがちらほらと出始めてた時だったのもあって色々な人にホームページをやれとすすめられてて、

(読みたいからとすすめて下さった方もあるんですが、多分、親しい友人なんかは、当時のワタシが今より更に精神的にすごく危うくて、ワタシ自身の自己治療の為にそういう事──書いて人に見せるコト──を奨めて下さったんではないかと思います。)

中には実際にワタシのページをわざわざ全部つくって用意して下さった方までありまして(有り難い事ですm(_ _)m)、その方も、「普段、ちゃあちゃんが話してる様なコトでいいから、そのままそれを書けばいいんだから」と励まして下さって、

その時にふっと江川先生に「ツマンナイと思う、些細な事でもいいからとにかく書いてみたら」と言われた事を思い出したワケです。

で、その頃は自分自身に行き詰まってて突き当たりのどん詰まりだったので(たまには人の言う通りにしてみっかぁ)と素直な気持ちになれて、最初はそのページに掲載する用に「人に見せる文章」を書いたりしてました。

同時に丁度その頃ワタシは、私生活がごたごたしている他に大学での勉強にも全く希望を無くしている時でして、その時先の「おもしろ会」で知り合った女の子に「世の中を変えるのは学者だけではない、文学の力は偉大なものだ。文学の力は人の世を変える力がある」とゆーよーな事を言われまして、

なるほど、「キャプテン翼」が無かったらもしかしたらJリーグなかったかもしれないし、「動物のお医者さん」が連載されなかったらハスキー犬は日本にこんなに大量に来ることも無く、北極で犬ぞりひっぱってたんだろうなぁとか妙にナットクしまして、

後に「それってマンガでしょ?文学じゃないよ」とか誰かに言われたんですがそん時はともかく、なる程、世の中はアカと研究者と政治家以外でも変えられるのか!と闇雲に思ったのでした。

と同時に(社会学を学んだせいか)社会改良なんて個人の力じゃどうもならん、自分が生きてる内にガラっと変えようなんざ無理無理。だけどたとえつたない布石であっても捨て駒になろうとも、コツコツとやらにゃあ、オールオアナッシングじゃあなくって0.00001でも自分が出来る事をやって行かにゃあ始まらん、とか思う様になりまして。

それで、インドネシアの川が汚され始めている事や、逆にアジアの自然の美しさや土地の風土に合った伝統的な生活をする事の素晴らしさ、色々な生のあり方、様々な死の迎え方.......

などなどが、本当にちょびっとづつでもどなたかにお伝え出来ればなぁと思って、それで「人に見せる」という所を踏ん切ってサイトやメルマガ公開した訳なんですけれど、でもそういう肝心な所をこそ、未だに書けてない様な気がします。

そうそう、例の江川先生が面白いって言って下すった「旅行者のカテゴリー分け」もまだ書いてませんでした。今度、書いてみます。勇気を出して。面白いかどうかわかりませんが。

『長期旅行者のかてごりー』につづく。


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