* 徒 然 に N. Y. *
(メールマガジンでお届けに上がる商品のほんの一例です。)
こないだ、香港のYH(ユースホステル)で、『果汁先生』というジュ ースが炭酸でも無いのに何故か炭酸っぽくなっていて、

蓋を開けた瞬間「ぷしっ」と音がしたので思わず

「ジュースが発酵?!」

って思ったんだけれどもその時は、どうやら中身をすり替えられたら 臭い、というコトになったという話しを書いた。(『「果汁先生」〜共同生活の常識?!〜』

でも、N.Y.では本当に中身が発酵・・・っていうか腐っていたコトが あった。

それは韓国系の人のやっているデリ(タバコ屋と雑貨屋と八百屋が一 緒になった様なお店。ある意味コンビニみたいな所。日本の昔の米屋 とかに近いかも。プラッシーとか置いてあったもんね、昔のお米屋に は。・・・って今でも置いてあるのか?!)で買った生ジュースだっ たんだけど・・・

なんか、プラスティックスの空き瓶みたいなのに入っている、如何に も売り物のおあましの果物をジュースにしたって感じだったんだけど、 まぁ、安いしそれに美味しいしで愛飲していたワケです。

それを夕方買って、冷蔵庫に入れて置いて次ぐ朝飲もうと蓋を開けた ら・・・

「ぷしっ」

(炭酸でも無いのに・・・嗚呼。)

でも一縷の望みを託し、口に入れてみると・・・当然駄目でした。 やっぱり買った直後に開封して、飲み切っちゃわないとダメなの ね(^_^;)

まぁ、こんなコトは良くあるハナシだけど、「昨日飲んどきゃよかっ たー!(;▽;)」ってちょびっと残念だった。

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ちなみに「持ち込みトイレットペーパー」の彼女(についても先程と 同じく“「果汁先生」”にあります。)は、そのN.Y.滞在の時、偶然同じ安宿に泊まっていて知り合ったワケです。

その安宿は、名前は「ホテル」なんだけども確かウィークリーやマン スリー(週払いや月払いで割引になる)もあったと思ったなぁ。不法 就労の人のアパート代わり見たいになっている所もあって、まぁ「ホ テル」っていうよりはやっぱり「安宿」って感じの所だった。

そこは上の階に行く程シャワーの出が悪くなって、しかもシャワーの 出口がイカれててぼたぼたぼたと大粒の水滴が出てきて殆どシャワー じゃ無いような感じで、その上排水もなかなかしないしで、いつまで たっても浴槽に汚い水がたまりっぱなしだった。

そうそう吹き抜けの下に中庭があったなぁ。汚い中庭で、そこにモノ を落とすと延々下まで取りに行かなきゃならなくて・・・ロの字型の 建物だったから吹き抜けを挟んだお向かいさんの生活なんても見えち ゃって・・・(お向かいさんの窓の写真あります。つまんないケド軽 いです。12K。こちら。)

反対側の道路に面した方の窓には非常階段みたいな細い鉄の階段が付 いてたんだけれど、サビサビで途中から腐り落ちてたなぁ。(これも 写真あります。ちょっと大き目で72Kもありますが(^^;)よかったら。こちら。)

レセプションには黒人っぽい(なんか中東系の感じもする)オヤジが 居て、最初ワタシが泊まる前、料金を聞いたらちょっと高い気がした のでその時は受け付けはしないで一旦外に出て、外の公衆電話からそ こへ電話すると

「わーしんとんぢぇーふぁーそん。」

さっきのオヤジの間延びした声がしたから料金を尋ねると案の定、さっきよりも安い金額を告げた。(ちなみに「わーしんとんぢぇーふぁ ーそん」の「そ」は「そ」と「す」の間位の発音だ。「ハリソンフォ ード」の「ソ」と同じ。どうでもいいか、そんなこと。)

それでワタシはその金額をメモしてもう一度その宿へ行って受付を済 ませた、と。そんな宿屋だった。

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夜、寝ていると、銃声がする様なこともあった。

ワタシは、N.Y.ではあんまり怖い思いをしたコトが無いんだけれども、 「持ち込みトイレットペーパー」の彼女はエラい目にあっていた。

アラブ系の電気屋みたいな所でCDをカードで買ったらゼロを一つ多く 書かれちゃって、文句を言ったらお店で沢山の人に囲まれてしまった。

その時、ワタシは良く外に出られたと感心したのだけれど、ともかく 彼女は人々の隙をついてなんとか外に逃げた。

それで運良くすぐそこにオマワリさんが居て、助かった!!と思って そのオマワリさんに助けを求めたのだけれど、そのオマワリさんは、

「僕にはどうするコトも出来ない」

と言ったそうだ。仕方が無いので彼女はなんとか半額とか3割引とか にしてもらったと言っていたが、先日ワタシの家に遊びに来てくれた 際その話しをしたら、「結局後でカード会社に電話してそのお金は払 わなくて良くなった」とのコトだった。やれやれ。

結局彼女の被害を解決したのはN.Y.市警では無くて、彼女とカード会 社だったってワケか。

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そうそう、彼女にはもう一つ、面白いエピソードがあった。セントラルパークでの話しだ。

彼女はその時、ファーストフードで買った紙コップ入りの飲み物を飲 み終わってしまって、別になんと言うコトも無くそのコップを振って 中に入っている氷をガラガラと回していた。

するとおばあさんが通りがかって、なんとそのコップにお金を入れよ うとしたのだそうだ(^_^;)。

確かに、その時の彼女は良く日焼けしていて服もボロのTシャツに短 パンでホームレスに見えなくも無かったけど・・・でも、もっと驚き なのは、そんな身なりの彼女でも「日本人」と見ると恐喝まがいの商 売を仕掛けてくる、先の電気屋みたいなのもいるっていうコトだ。

英語学校(移民の人を対象とした格安の英語教室に少しだけ通ってい ました。)でもクラスメイトの身なりの良い華僑の女性が、道で突然 後ろから羽交い締めにされて首にナイフを当てられ路地に引きずられ てお金を盗られた、と言っていた。犯人は、まだ若い中学生とか高校 生とか位の子どもだったと言う。

先にも書いたけれど、ワタシはN.Y.では、その後移り住んだ、間借り さしてもらってた家の家主がちょっと情緒不安定な自称芸術家で夜中 にヒステリー起こして家おん出されたり、それで野宿してたり、その 他諸々メールマガジンには書けない様なコトも本当に色々あった街だ ったんだけれども、『怖い思い』っていうのをあんまりしなかったの は、きっと身なりが悪かったせいなんだろうと思う。

尤も、身なりが悪いせいだけじゃなくて、本当にお金も持ってなかっ たんだけれども(^_^;)。

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お金が無いといえばこんなコトもあったな。

朝、屋台のプレッツェル(八の字型を変形させた様なカタチのパンみ たいなお菓子みたいなヤツ。結構大きい。塩味でちょっとねっちょり してる)とかドーナツとか売っている所で菓子パンを買ってお金を払 おうとしたらお金が足りなかった。

ワタシは返品してもらとうと思って空っぽのがま口を見せたらお店の お兄さんが、最初はなんだなんだと言う感じだったけれど、その内お 金が足りないってコトに気が付くと、

「(お代はあるだけで)いいよ」

と言ったのでワタシは「じゃあ、明日必ず足りない分は届けるから!」 と言って立ち去った。

んで、次の日の朝、同じ場所に行くとやっぱり同じ場所で昨日のお兄 さんが屋台を出していたからお金を返しに行ったら、そのお兄さん、 昨日の出来事をすっかり忘れていた。

「お金を返す」と小銭を渡そうとするワタシにやっぱり彼はなんだな んだという感じだったのだけれど、そのうち

「あー!(昨日の!!)」

と感嘆してくれて、やっと思い出してくれた。

北米では嫌な思いばかりが先立つんだけれども、これはちょっとイイ 話しだよなぁ。

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ああそうだ、思い出した。N.Y.で怖いコト!あったなぁ。

N.Y.について空港から市街地行きの地下鉄に乗ったんだけど先表示が 間違っていて(たまに間違っているから注意が必要)、知らずにその まま乗っていたら、乗客の様子がだんだん違ってきて・・・マジでヤ バい区域に入っちゃってたコトに気が付いた。

引き返そうと思って電車を降りたら、反対向きの電車は向かいのホ ームで泣く泣く地下道を渡った。

その地下道は薄暗くていかにもナニか起きそうで・・・(実際N.Y.の 地下鉄はレイプ事件や恐喝等がひんぱんに起きていて、トイレが閉鎖 されていた程)

そんな時に限って大荷物で(なにしろ今、N.Y.に着いたばかりだもの)、 逃げるのにはちょっと不利、いかにも旅行者旅行者してて目立つし、 すげー怖くてシャレになんなかった。本当に半泣きでその地下道を渡 ったよ。幸い何事もなかったけどさ。

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ナニもなかったと言えば、「持ち込みトイレットペーパー」の彼女と ライブハウスを巡っててアブなくて地下鉄にも乗れない時間になっち ゃって(っていうか乗ろうにも電車もう無かったかも)、女の子2人、 真夜中のマンハッタンをずーっと歩いたコトもあったなぁ。あの時も 何にもなかった。

今思うと、ラッキーだったんだろうなぁ。っていうか2人も浮浪者に 見えただけ?!むしろワタシ達の方こそN.Y.の夜によく居そうな不信 人物だったのかしら・・・(^_^;)。ってんなアホな。

*旅ギャラ リー*(クリックすると大きな絵が見られます。)

くまさん
清掃車なんですヨ。


かわいコちゃん1
N.Y.のかわいコちゃん1



かわいコちゃん2
N.Y.のかわいコちゃん2



かわいコちゃん3
N.Y.のかわいコちゃん3



日曜洋画劇場?
日曜洋画劇場?!




住んでた所
住んでた所です。